30才、わたしは何者にもなれなかった。
30才になった。
子供の頃思い描いてた30才はものっすごい大人で、自分はなにがしかデカイことをやり遂げてると思っていた。
小説家としてデビューしてるか
映画監督になって舞台挨拶の上でキラキラしてるか
脚本家になってヒット作を生んでるとか
でも、わたし何者にもなってない。
フツーの会社でフツーにOLしてる毎日。
「あー、もう大人になっちゃったな」って30才になったときに思った。
大人になれば絶対わたしは大物になってるはず。なんていう訳の分からない根拠も、もう通用しなそうだなあ。
こんな風に書くとわたしが今の人生に満足してないように聞こえるけれど、今の人生にはそれなりに満足してる。
何者にもなれなかったわたしだけど、それでもわたしの人生は続いてく。
まだまだ人生、長い!